ヴァイトラックビ®の副作用

次のような副作用があらわれる場合があるため、ヴァイトラックビ®服用中は体調の変化に注意してください。

体調がおかしいと感じたり、気になる症状があらわれた場合は、すみやかに医師・看護師・薬剤師にご連絡ください。
エクスクラメイション

ここにあげている副作用以外にも、「いつもと違う」と感じる症状がある場合は、すみやかに医師・看護師・薬剤師にご連絡ください。 また、ヴァイトラックビ®と一緒に他のお薬を服用されている場合は、他のお薬の副作用があらわれる場合がありますので注意してください。

中枢神経系障害

主な症状

 
  • 次のような症状があらわれる場合があります。

 

めまい・歩行障害

発現時期

 
  • 服用を始めて3ヵ月以内にあらわれることが多いとされています。

 

服用中の注意事項

 
  • 中枢神経系障害の副作用があらわれることがあるので、自動車の運転、機械の操作等危険を伴う作業の際は自覚症状に十分注意を払ってください。少なくとも投与開始から3ヵ月間は可能な限り危険を伴う作業を控えてください。

肝機能障害

主な症状

 
  • 次のような症状があらわれる場合は、肝臓の機能が低下している可能性があり、重症になるまで自分自身では症状に気付かないことがあります。
    また、AST増加、ALT増加といった肝機能検査値の異常としてあらわれることもあります。

 

体がだるい・検査値異常

発現時期

 
  • 服用を始めて3ヵ月以内にあらわれることが多いとされています。

 

服用中の注意事項

 
  • 医師の指示に従って定期的に肝機能検査を受けてください。

骨髄抑制

主な症状

 
  • 骨髄の大切な役割である血液細胞をつくる機能が低下したり、白血球や血小板などが減少することにより、次のような症状があらわれる場合があります。
    また、白血球数減少、血小板数減少といった血液検査値の異常としてあらわれることもあります。

 

さむけ

発現時期

 
  • 服用を始めて3ヵ月以内にあらわれることが多いとされています。

 

服用中の注意事項

 
  • 医師の指示に従って定期的に血液検査を受けてください。

上記の症状があらわれた場合は、すみやかに医師・看護師・薬剤師にご連絡ください。

その他の副作用

疲労

症状

 
  • 体がだるい、疲れやすいなどの症状があらわれる場合があります。

 

対処方法

 
  • 疲労の原因が、副作用とは異なる場合もあります。体調に合わせて、日常生活と休息、睡眠のバランスを上手にとりましょう。

 

便秘

症状

 
  • 便秘が起こる場合があります。便秘が続くとおなかが張ったり、吐き気や食欲低下につながることもあります。

 

対処方法

 
  • 多くの場合、下剤などで対処します。下剤の処方は医師に相談しましょう。

 

筋肉痛

症状

 
  • 筋肉の痛みがあらわれる場合があります。

 

下痢

症状

 
  • 水分の多い便になり、トイレの回数が増える場合があります。

 

対処方法

 
  • 食事がとれない場合でも、脱水症状を防ぐために水分をとるようにしましょう。
  • 下痢止めや整腸剤など、お薬の処方は医師に相談しましょう。

 

むくみ

症状

 
  • 手、足、顔などに起こりやすく、体重増加がみられる場合があります。

 

対処方法

 
  • 副作用とは異なり、日常的な「むくみ」の場合があるので、定期的に体重を測るようにしましょう。

 

体重増加

症状

 
  • 体重が増加する場合があります
    (食事の量は増えていないのに体重が増えてきた、急に体重が増えた など)。

 

体重増加

吐き気・嘔吐

症状

 
  • 吐き気や嘔吐が起こる場合があります。

 

対処方法

 
  • 軽い症状ではない場合はすぐに医師に相談してください。肝機能障害などの重大な副作用の可能性があります。

 

吐き気

味覚異常

症状

 
  • 味を感じにくい、嫌な味がする、食べ物の味が変わった、食事がおいしくなくなったなどの症状があらわれる場合があります。

 

対処方法

 
  • 食欲がなくなった場合などは、医師に相談しましょう。

 

発疹

症状

 
  • 体、顔、頭などの皮膚に、ピリピリする、かゆい、熱を持っている、赤い発疹(ブツブツ)があらわれる場合があります。

 

対処方法

 
  • 乾燥を避けるために皮膚の保湿を心掛け、刺激や洗浄力の強い石鹸などを使わないようにしましょう。
  • 症状がひどくなる前に医師に相談しましょう。広範囲に症状がある場合はすぐに治療が必要です。
  • 症状の程度や状況を「服用ダイアリー」に記録しておき、受診時に医師・看護師・薬剤師に伝えてください。

  • 症状が気になる場合は、我慢せず、早めに相談してください。