がん治療の道しるべ:患者視点で考えるがんゲノム医療

このシリーズでは「がんゲノム医療」について「治療薬探索のための遺伝子プロファイリング検査に基づく医療」と定義します。

Vol.1 がんゲノム医療 現状の認識と期待
ここ数年、がんゲノム医療体制の構築が進められる一方で、この医療を必要とする患者さんが利用し難い状況があります。本シリーズの第1回では、患者団体が行った調査なども参考にしながら患者さんが認識しているがんゲノム医療の現状について探っていきます。

Vol.2 誰でも選択できる医療にするには?
本シリーズでは3回にわたり、がんゲノム医療の普及のために求められる仕組みや対応について患者さんや支援者の方々にご意見を伺います。第2回は、がんゲノム医療の普及に向けて解決していかなければならない課題について患者視点から検討し、その対応なども話し合っていきます。

Vol.3 普及するために患者ができること
本シリーズでは3回にわたり、がんゲノム医療の普及のために求められる仕組みや対応について患者さんや支援者の方々にご意見を伺います。第3回は、がんゲノム医療の普及に向けた課題の解決について一人ひとりの患者、そして患者団体などが取り組めることを考えていきます。

出席者とプロフィール

長谷川 一男 氏

NPO法人肺がん患者の会
ワンステップ 理事長
長谷川 一男 氏
KAZUO HASEGAWA

 

はせがわ・かずお 2010年、肺がんのステージIVと診断される。2015年に肺がん患者の会ワンステップを立ち上げ「仲間を作る」「知って考える」「発展・継承する」を趣旨として活動中。全国の肺がん患者会連合組織「日本肺がん患者連絡会」代表。がん対策推進協議会委員。

浜田 勲 氏

TEAM ACC
(腺様嚢胞がん患者会)代表
浜田 勲 氏
ISAO HAMADA

 

はまだ・いさお 2013年に耳下腺・腺様嚢胞がんに罹患。手術と放射線治療を経て2015年に肺に転移後、無治療で経過観察中。ブログで闘病記を発信しつつ、腺様嚢胞がんの仲間とともに生きる「TEAM ACC」を起ち上げ活動中。チームでつながるACCの患者・家族などのメンバーが全国に150名ほどいる。

楠木 重範 氏

公益財団法人チャイルド・
ケモ・サポート基金 理事長
楠木 重範 氏
SHIGENORI KUSUKI

 

くすき・しげのり 中学2年のときに悪性リンパ腫を発症。約3年の闘病生活を経て寛解。1999年に小児科医となる。2006年に医療者、患者家族らとともに「がんになっても笑顔で育つ」を目標にNPO法人チャイルド・ケモ・ハウスを設立し、理事長に。2013年4月チャイルド・ケモ・クリニックを開設し、院長に就任。

司会

川上 祥子(がん情報サイト「オンコロ」編集部)

制作協力 がん情報サイト「オンコロ」

「オンコロ」ホームページ:https://oncolo.jp/