がん治療の道しるべ:医師視点で考えるがんゲノム医療

このシリーズでは「がんゲノム医療」について「治療薬探索のための遺伝子プロファイリング検査に基づく医療」と定義します。

Vol.1 がんゲノム医療 実際の診療と課題
本シリーズでは2回にわたり、がん医療の第一線で活躍する専門医の方々にがんゲノム医療の現状と課題、仕組みづくりなどを語り合っていただきます。第1回は、この分野に対する患者さんの意見も踏まえたうえで、診療の場におけるがんゲノム医療の取り組みを通して課題を探っていきます。

Vol.2 CGPの発展を目指して
がん医療の第一線で活躍する専門医の方々にがんゲノム医療の現状や課題、仕組みづくりについて語り合っていただく本シリーズの第2回は、「包括的がんゲノムプロファイリング検査(CGP)」の運用に焦点を絞り、CGPを治験や研究に有効活用するうえでの課題や解決策を話し合いました。

出席者とプロフィール

中川 和彦 先生

近畿大学医学部内科学
腫瘍内科部門 教授

中川 和彦 先生
KAZUHIKO NAKAGAWA

 

なかがわ・かずひこ 1983年熊本大学医学部卒業。熊本大学医学部附属病院、国立がんセンター、Medicine Branch、NCI、NIHなどを経て、2007年より近畿大学内科学腫瘍内科部門教授。肺がん、化学療法などを専門とし、数多くの臨床試験を手がける。認定NPO法人西日本がん研究機構(WJOG)理事長。

加藤 元博 先生

東京大学大学院医学系研究科
生殖・発達・加齢医学専攻
小児医学講座 教授
加藤 元博 先生
MOTOHIRO KATO

 

かとう・もとひろ 2000年東京大学医学部卒業。医学博士。東京大学医学部附属病院、埼玉県立小児医療センター、国立成育医療研究センターなどを経て、2021年より東京大学医学部附属病院小児科。小児血液・腫瘍、造血細胞移植、がんの分子遺伝学を専門とし、診療と研究に従事している。

楠木 重範 氏

国立がん研究センター
希少がんセンター/
同中央病院腫瘍内科 医長
下井 辰徳 先生
TATSUNORI SHIMOI

 

しもい・たつのり 2007年岐阜大学医学部卒業。医学博士。がん・感染症センター都立駒込病院、国立がん研究センター中央病院、厚生労働省保険局医療課などを経て、2020年より国立がん研究センター中央病院乳腺・腫瘍内科(現・腫瘍内科)医長。乳がん、婦人科がんのほか、希少がんの診療も担当している。

司会

川上 祥子(がん情報サイト「オンコロ」編集部)

制作協力 がん情報サイト「オンコロ」

「オンコロ」ホームページ:https://oncolo.jp/